ー普段のお仕事内容を教えてください。
山一金属に勤めて25年余り。「後の世代に残していくこと・教えること」を意識した仕事をしています。
伝聞で継承されてきたノウハウもあり、とにかく動くことで覚えてきたのがこれまでのやり方でした。この積み重ねを、いかに形に残すか。ここに今は注力しています。
ーJVは “形に残す” にあたって大きなきっかけとなったようですが、いかがですか?
合弁事業で新たなスタートを切るため、これまで山一が積み上げてきたことを一度全てまとめ上げる必要があります。
大変ではありますが、これまでやりたいと思っていたことだったので、大きく前進するチャンスだ!と思っています。これを機に、若いメンバーにも山一のこれまでを知ってもらえると思うと、とても嬉しいですね。
JVでは新しい試みもあるため、山一の次の歩みに繋がっていくのもとても楽しみです。
ーやりがいを感じるのはどんな時ですか?
製造に関して「こんなことやってみたいな」と考えている時や、実際にやってみる時ですかね。もちろん上手くいかないこともありますが、現場からフィードバックをもらって改善します。
あとは、工場の安定稼働に貢献できた時にもやりがいを感じます。
製造のメンバーから「ものづくりの仕事をしているから、工場が止まっちゃうとつまらない。直してくれてありがとう。」と言われたことがあります。私の仕事をそうやって感謝してもらえて、心から嬉しかったですね。
ー若い世代に伝えたいことはありますか?
私が山一に入社した時、会長から「”勿体無い” からスタートした会社なんだよ」という話を聞いたのを覚えています。これがリサイクルの本質ですよね。
“勿体無い” 精神を一人一人が持ち続けることは、時代が流れてもずっと大切にして欲しいと思います。
ー最後に、会社としての理想像を教えてください。
理想像は「白紙」です。と言うのも、100人の山一社員みんなと色々な可能性を探りながら、今この時の出会い・繋がりを大事にしていくことで、未来ができていくと思うからです。
どこにでもチャンスの種はあると思うので、常に前向きに、いつでもチャンスを掴めるような状態でいたいと思います。